詩は祈りなんだ

詩は言葉の寺
誰の言葉だったか
いい言葉だと思うんですよ
言葉の寺
言葉はことだま、寺は祈る場所
本来のいのちを宣り出す場所です

詩は祈りなんだ
私流にいうとこうなるんです
祈るっていうのは
しかつめらしく祈るんじゃない
そうでしょう

高村光太郎の智恵子を詠った詩なんて
悲傷そのものです、叫びそのものです
でもそれが魂の底から湧き出て
真実をたたえている
だから詩は祈りなんです
この祈りこそ
天にも人にもとどくものなのです
だから詩人は祈りをささげている人
なんです

詩は言葉の寺といったこの人は
神様の智恵の言葉をたくまずして
かきつけたということがいえると思います

何のてらいもなく
だからこそ神の智恵を言葉として
かきつけることができたのです
これは無為の一つ
これも無為のひとつ
無為にして成すとき
本当の人間の真実が輝きだすのであります